超大型放射砲を一斉発射=正恩氏が命令―北朝鮮 2024年05月31日 09時15分

北朝鮮で発射された「超大型放射砲」=撮影日・場所不明(朝鮮中央通信が31日配信)(朝鮮通信・時事)
北朝鮮で発射された「超大型放射砲」=撮影日・場所不明(朝鮮中央通信が31日配信)(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、金正恩朝鮮労働党総書記が口径600ミリの「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の発射を命令し、現地で視察したと報じた。同通信は韓国の「挑発行為」に対抗し、先制攻撃も辞さない姿勢を明確に示すために実施したとしている。
 韓国軍は北朝鮮が30日、日本海に短距離弾道ミサイルと推定される10発超を発射したのを探知したと発表。31日の報道は日付に言及していないが、30日の発射を指すとみられる。
 公開された写真からは、超大型放射砲18発が一斉に発射される様子が確認できる。同通信は、365キロ先の目標とする島に命中したと伝えた。超大型放射砲は、北朝鮮が韓国への戦術核攻撃の手段と主張する兵器で、2019年以降、発射を繰り返してきた。 

海外経済ニュース