拘束米記者の裁判開始=丸刈りで出廷―ロシア中部 2024年06月26日 19時13分

26日、ロシア中部スベルドロフスク州エカテリンブルクの裁判所に出廷した米国人記者エバン・ゲルシコビッチ氏(AFP時事)
26日、ロシア中部スベルドロフスク州エカテリンブルクの裁判所に出廷した米国人記者エバン・ゲルシコビッチ氏(AFP時事)

 ロシアでスパイ罪で拘束・起訴された米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの米国人記者エバン・ゲルシコビッチ氏の裁判が26日、中部スベルドロフスク州の州都エカテリンブルクで始まった。同氏は丸刈りで出廷し、冒頭のみ撮影するカメラの前に姿を見せた。審理は非公開。
 ゲルシコビッチ氏は昨年3月、ウクライナ侵攻を続けるロシアの戦車工場がある同州ニジニータギルを訪問。エカテリンブルクで捕らえられ、移送先のモスクワで拘束が続いた。最高検は今月中旬、「米中央情報局(CIA)の指示で(戦車工場の)機密情報を収集していた」と主張したが、同氏は否認している。 

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