米、核兵器配備の方針改定=中国・北朝鮮の脅威に重点 2024年08月21日 14時23分

バイデン米大統領=7月14日、ワシントン(EPA時事)
バイデン米大統領=7月14日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、バイデン米大統領が3月に核兵器配備に関するガイダンスを改定し、核戦力を増強する中国の脅威への備えに重点を置く方針に変更したと報じた。ロシアとの軍事協力を深める北朝鮮についても、警戒を強めているという。
 ガイダンスは国家戦略や国際情勢を反映し、4年ごとに見直される。これに基づき、国防総省や軍が核兵器の配備計画を策定。米国の核抑止政策の根幹を成す重要文書の一つとされる。
 同紙によると、今回の改定ではこれまで注意を払ってきたロシアに加え、核戦力を急速に拡大させる中国の動きを重視。中国が2030年までに1000発以上、35年までに1500発以上の核弾頭を保有するとした国防総省の分析を反映した。中国は新たな地下格納庫への核ミサイル搬入も開始したという。 

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