「映画の伝説」に最後の別れ=アラン・ドロンさん葬儀―仏 2024年08月25日 05時42分

24日、フランス中部ロワレ県ドゥシーモンコルボンでアラン・ドロンさんをしのぶファン(EPA時事)
24日、フランス中部ロワレ県ドゥシーモンコルボンでアラン・ドロンさんをしのぶファン(EPA時事)

 【パリ時事】フランスの俳優で18日に88歳で亡くなったアラン・ドロンさんの葬儀が24日、中部ロワレ県ドゥシーモンコルボンの自宅敷地内で非公開で執り行われた。自宅前には大勢のファンが集まり、「太陽がいっぱい」(1960年)などの主演作で一世を風靡(ふうび)した「映画の伝説」(仏メディア)に最後の別れを告げた。
 葬儀はドロンさんの生前の希望で小規模なものとなり、AFP通信によると、遺族や映画関係者ら約50人が参列した。遺体は、ドロンさんが敷地内にある愛犬の墓地のそばに整備した礼拝施設内に埋葬された。
 自宅前にはファンが次々と訪れて献花し、事前に報道されていた埋葬時刻が来ると、一斉に黙とうをささげた。その後、ドロンさんと歌手ダリダさん(87年死去)のデュエットで世界的にヒットした曲「あまい囁(ささや)き」(73年)を歌い、「アラン、アラン」と連呼した。
 テレビ局は特別番組を放送し、自宅前から生中継。かつての共演者らをスタジオに招いてドロンさんの業績や人となりを振り返り、故人をしのんだ。 

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