「独裁者に迎合、弱い男」=ハリス氏、トランプ氏非難―米大統領選 2024年10月16日 14時11分

米大統領選共和党候補のトランプ前大統領(左)と民主党候補のハリス副大統領(AFP時事)
米大統領選共和党候補のトランプ前大統領(左)と民主党候補のハリス副大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】ハリス米副大統領(59)は15日、ラジオ番組に出演し、トランプ前大統領(78)が独裁者に迎合しているとして「弱く、(指導者として)不適格だ」と批判した。トランプ氏が「良好」と誇る中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領との個人的関係をやゆした格好だ。
 ハリス氏はトランプ氏について「中傷や分断を招く手法で自分を強く見せようとしているが、実際にはこの男はとても弱い」と指摘。続けて「独裁者を喜ばせて気に入られようとし、米軍人を侮辱するのは、弱さの表れだ」と糾弾した。
 トランプ氏は大統領退任後、プーチン氏と何度も電話で話していたことが著名ジャーナリストの新著で発覚。15日の対話イベントで事実関係を問われると、「コメントしないが、会話していたとしたらそれは賢いことだ。私が人と関係を持てるのは国にとって良いことだ」と答えた。
 一方、トランプ氏は13日放映のFOXテレビのインタビューで、左派勢力を「内なる敵」と呼び、選挙で混乱が起きれば軍による鎮圧も必要との考えを示した。大統領選の投開票が3週間後に迫る中、双方の中傷合戦が過熱している。 

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