政府認定パンチェン・ラマと会見=「宗教の中国化」要求―中国主席 2025年06月06日 19時08分

 【北京時事】中国の習近平国家主席は6日、政府が認定したチベット仏教第2位の高位者パンチェン・ラマ11世と北京で会見した。国営新華社通信が伝えた。習氏は、「祖国統一と民族団結を断固として維持するよう希望する」と強調し、「宗教の中国化」を進めるよう求めた。
 これに対しパンチェン・ラマは、「中国共産党の指導を堅持し、チベットの現代化に貢献する」と述べた。
 パンチェン・ラマは、インド亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の選んだ「転生霊童」に対抗し、中国政府が新たに認定した経緯がある。 

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