マスク氏、新党設立へ意欲=X投票「8割賛成」と投稿―米 2025年06月07日 09時36分

米実業家イーロン・マスク氏(AFP時事)
米実業家イーロン・マスク氏(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米実業家イーロン・マスク氏は米国での新党設立の賛否を問うアンケート投票をX(旧ツイッター)上で実施し、6日に結果を公表した。24時間で約563万票が投じられ、8割が賛成した。マスク氏は南アフリカ出身のため、連邦議員や大統領になれないが、新党設立を主導し、政治的影響力を得ようとする可能性がある。
 マスク氏は5日に「中間の80%を代表する新政党をつくる時が来たか?」との問いで投票を呼び掛けた。結果を受け「人々は声を上げた。これは運命だ」と書き込んだ。「ジ・アメリカ・パーティー」とも投稿しており、政党名のアイデアとみられる。投票は米国人以外もできた。
 背景にあるのは、トランプ大統領との対立だ。マスク氏は昨年の大統領選でトランプ氏を支援して政権中枢入りしたが、任期を終えた5月に離任。その後、大型減税関連法案などへの見解の相違からトランプ氏と非難の応酬となり、決裂した。マスク氏は民主党にも批判的だった。 

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