イラン、核で対案提示へ=米提案「受け入れ難い」 2025年06月09日 21時22分

 【イスタンブール時事】イラン外務省報道官は9日、イラン核開発を巡る新たな合意に向けて米国が示した提案は「受け入れ難い」として、交渉を仲介するオマーンに対案を提出する方針を明らかにした。イランのメディアが伝えた。
 米イラン両国は既に5回の高官協議を実施している。同報道官は米国の提案に関して「これまでの協議の結果ではない」と指摘。対案の具体的な内容には触れず、「論理的で均衡の取れた提案をする」と説明するにとどめた。
 米国の提案の中身は公表されていない。米ニュースサイト「アクシオス」によると、イランに低レベルのウラン濃縮活動を限定的に容認するなど、米国が一定の譲歩を示したとされている。 

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