エンジンや主翼に異常か=印旅客機墜落―調査の焦点、死者279人に 2025年06月14日 16時34分

14日、インド西部アーメダバードで、墜落した旅客機の残骸の撤去に当たる軍当局者ら(ロイター時事)
14日、インド西部アーメダバードで、墜落した旅客機の残骸の撤去に当たる軍当局者ら(ロイター時事)

 【アーメダバード(インド)時事】インド西部アーメダバードで旅客機が市街地に墜落した事故で、ロイター通信は関係筋の話として、当局がエンジンや、揚力を調整する主翼の「フラップ」に異常がなかったかに調査の焦点を当てていると伝えた。地元メディアは14日、搭乗者や地上で巻き込まれた人を含め、死者が279人に達したと報じた。
 機長らは離陸直後に緊急事態を知らせる信号を航空管制官に送っていた。機体に何らかの不具合が生じ、必要な揚力を得られなかった可能性がある。
 ロイターによると、事故機の米ボーイング787型機を運航していた航空大手エア・インディアの整備状況も調べる。一方、鳥と衝突する「バードストライク」の有無は主な調査対象とはなっていないという。 

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