三宅唱監督「旅と日々」に最高賞=スイス・ロカルノ映画祭 2025年08月16日 23時58分

【パリ時事】第78回ロカルノ国際映画祭の授賞式が16日、スイス南部ロカルノで開かれ、三宅唱監督(41)の「旅と日々」がコンペティション部門の最高賞、金豹(きんひょう)賞に輝いた。日本作品による快挙は2007年の小林政広監督「愛の予感」以来18年ぶり。
受賞作は、行き詰まった脚本家が旅先での出会いをきっかけに人生を見つめ直す物語。主人公の脚本家を韓国出身のシム・ウンギョンさんが演じ、堤真一さん、河合優実さんらが共演した。日本では11月に公開される。
三宅監督は受賞スピーチで「この映画を一緒に作ったすべての俳優、スタッフが本当に美しい仕事をした。心から誇りに思う」と話した。
また、空音央監督の「まっすぐな首」は最優秀短編映画賞に選ばれた。安藤サクラさんが主演を務めた。
ロカルノ映画祭では、過去に衣笠貞之助監督の「地獄門」、市川崑監督の「野火」、実相寺昭雄監督の「無常」も最高賞に選ばれている。
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