プーチン氏、自信深める=米ロ会談で「解決近づく」 2025年08月17日 07時13分

16日、モスクワのクレムリンで会議を開き、米ロ首脳会談の結果を報告するロシアのプーチン大統領(EPA時事)
16日、モスクワのクレムリンで会議を開き、米ロ首脳会談の結果を報告するロシアのプーチン大統領(EPA時事)

 ロシアのプーチン大統領は16日、米アラスカ州からモスクワに戻り、米ロ首脳会談の結果について閣僚や政権幹部を集めた会議で報告した。この中で「(トランプ大統領との)会話は非常に率直で有意義だった」と総括。ウクライナ情勢を巡り「われわれは必要な解決に近づいている」と自信を深めた。
 プーチン氏はかねて即時停戦を拒みつつ、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)非加盟などを確約する和平合意を求めてきた。今回のトランプ氏との会談で一定の理解を得られたと手応えを感じている可能性もありそうだ。
 プーチン氏は「危機の根本原因の除去こそが解決の基礎となるべきだ」というロシアの立場を改めて強調。トランプ氏との間で「冷静かつ詳細にわれわれの立場を改めて表明する機会があった」と紹介した。「早期の戦闘終結が必要だと考える米政府の立場を尊重する」とも述べた。 

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