イラン攻撃長期化か=イスラエル、空爆継続 2025年06月21日 06時31分

イスラエル軍のザミール参謀総長=4月23日、エルサレム(EPA時事)
イスラエル軍のザミール参謀総長=4月23日、エルサレム(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエル軍のザミール参謀総長は20日のビデオ声明で、13日に開始した対イラン攻撃に関し、「長期的な作戦に備えなければならない」と語った。地元メディアによると、イスラエルの国防当局は、攻撃開始時点の想定よりも、作戦が長引くと見ているという。
 ザミール氏は、作戦開始時にイランが約2500発の地対地ミサイルを保有し、2年以内に約8000発に達する見通しだったと主張。イランの核開発やミサイル製造の脅威を取り除く「歴史上最も複雑な作戦」を行っていると述べた。
 イスラエル軍は20日もイラン各地を攻撃。イランの国営メディアは、首都テヘランの病院が空爆されたと伝えた。13日以降、病院が標的になったのは3度目という。一方、イランもイスラエルにミサイルを撃ち込み、北部や中部、南部に着弾。北部では40人以上が負傷したという。 

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