ノーベル平和賞にトランプ氏推薦=インドとの停戦仲介で―パキスタン 2025年06月21日 21時11分

 パキスタン政府は21日の声明で、トランプ米大統領を2026年のノーベル平和賞候補に推薦することを決めたと発表した。5月にインドとパキスタンが武力衝突した際、停戦を仲介したとして「極めて重要なリーダーシップ」を評価した。
 声明は、トランプ氏が「卓越した戦略的先見性と輝かしい政治手腕」を示したと称賛。「数百万人に壊滅的な結果をもたらしかねなかった核保有国同士のより広範な紛争を回避した」と指摘した。ただ、インドのモディ首相は「米国の仲介を受けていない」と否定している。
 トランプ氏は20日、自身のSNSで、印パの仲介や、イスラエルとアラブ諸国の関係正常化といった「功績」を列挙。それでも「ノーベル平和賞をもらうことはないだろう」と不満を漏らしていた。 

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