15時間で落雷1万2000回=最高レベルの豪雨警報―香港 2025年08月05日 20時17分

【香港時事】香港は5日、記録的な豪雨に見舞われ、午前0時(日本時間同1時)から午後2時59分(同3時59分)までの15時間に1万2000回以上の落雷を観測した。1分間で13回以上雷が落ちた計算となる。午前5時からの2時間では1万回以上の雷が発生した。
天文台は4日夜から5日朝にかけ「雷暴(雷雨)警告」と豪雨に対する最高レベルの「黒色暴雨警告」を発令。5日の降水量は午後2時時点で355.7ミリに達し、8月の1日の雨量としては1884年の観測開始以降で最多を記録した。
この日は学校が休校となり、多くの企業が従業員の出勤を取りやめた。香港政府によると、各地で土砂崩れや冠水、倒木などの被害が出ており、対応に追われている。