イラン大使「被爆者の尊厳に反する」=トランプ氏原爆発言を批判 2025年08月05日 20時54分

記者団の取材に応じるイランのセアダット駐日大使=5日午後、広島市
記者団の取材に応じるイランのセアダット駐日大使=5日午後、広島市

 イランのセアダット駐日大使は5日、広島市で記者団の取材に応じ、トランプ米大統領が6月のイラン核施設への空爆を広島と長崎への原爆投下になぞらえたことについて、「核兵器の使用を正当化するのは非人道的だ。日本の被爆者の尊厳に反する発言だ」と非難した。セアダット氏は6日の平和記念式典に参列する。
 セアダット氏は、イランに核兵器開発の意図はないと主張した上で、「われわれは全ての大量破壊兵器を廃絶するために手を携えねばならない」と強調した。空爆については、核拡散防止条約(NPT)や国際原子力機関(IAEA)の規定に反しており、違法だと訴えた。 

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