UCLAに1480億円の罰金要求=トランプ政権、補助金再開の条件―米 2025年08月09日 17時32分

 【シリコンバレー時事】米西部のカリフォルニア大学は8日、同大ロサンゼルス校(UCLA)がトランプ政権から10億ドル(約1480億円)の罰金支払いを求められていると発表した。米メディアによると、「反ユダヤ主義」への対応を巡り凍結されているULCAに対する補助金支払い再開の条件だという。
 米司法省は7月29日、UCLAで昨年行われたイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃を非難するデモを巡り、同校がユダヤ系学生の保護を怠り、公民権法に違反したなどと指摘。UCLAは今月6日、政府からの補助金約5億8400万ドル(約860億円)が停止されたと発表していた。
 トランプ大統領はこれまでも「反ユダヤ的」と見なす大学に補助金停止などで圧力をかけてきた。7月にはニューヨークの名門コロンビア大が再び補助金を受け取るため、政府に2億ドル(約300億円)の罰金を支払うことで合意したと発表していた。 

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