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　【シドニー時事】オーストラリアのアルバニージー首相とニュージーランド（ＮＺ）のラクソン首相は９日、ＮＺ南部クイーンズタウンで会談し、安全保障協力の強化を確認した。会談後の共同声明で、米英豪の安全保障枠組み「ＡＵＫＵＳ（オーカス）」の柱の一つである先端軍事技術協力へのＮＺの参画について「交渉を継続している」と明記した。
　中国艦艇が２月に豪ＮＺ間の海域で実弾射撃演習を行ったことを踏まえ、声明では「不確実さを増す地政学的環境下で、両国は集団的な安全保障で一層の努力が必要だ」と強調。また、台湾海峡情勢を巡り、武力の行使・威嚇による一方的な現状変更に「反対」を表明した。