14日交渉期限、合意見通せず=削減策、大幅譲歩も―プラ条約 2025年08月13日 19時37分

【ジュネーブ時事】スイス・ジュネーブで開かれているプラスチック汚染を防ぐ国際条約の策定を目指す政府間交渉委員会は交渉期限の14日が迫っている。生産段階での削減策を巡り、産油国側は拒否の構えを崩していないもようで、合意のためには、野心的な内容を求める欧州連合(EU)や島しょ国側の大幅な譲歩が避けられない情勢だ。
落としどころを探るための少人数での非公式会合が活発化している一方で、条文の策定作業は停滞。合意を急ぐ議長は13日、生産段階の規制を厳しく絞り込んだ独自の条文案を公表したが、反発は必至だ。