アフガン、被災地で強い余震続く=新たな負傷者も、2200人超犠牲 2025年09月05日 19時59分

4日、アフガニスタン東部クナール州で発生した地震で損壊した家屋(EPA時事)
4日、アフガニスタン東部クナール州で発生した地震で損壊した家屋(EPA時事)

 【ニューデリー時事】アフガニスタン東部で起きた地震の被災地では4日、余震とみられる大きな揺れが襲った。新たな負傷者も出ており、住民は不安な夜を過ごした。イスラム主義組織タリバン暫定政権によれば、8月31日に起きた地震の犠牲者は最も被害が深刻なクナール州で2205人に上っている。
 米地質調査所(USGS)によると、クナール州で4日夜(日本時間5日未明)、マグニチュード(M)5.6の地震を観測した。近郊では5日もM4~5クラスの揺れが断続的に続いた。
 AFP通信によれば、クナール州に隣接する東部ヌリスタン州の山岳地帯に住むエナムラ・サフィさん(25)は余震が起きた際に自宅から飛び出した。「まだ怖くて、自宅に戻れずにいる」と語り、夜間は冷え込む屋外で毛布をかぶって他の住民と身を寄せ合っていたと話した。 

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