東京株、続落=米株下落で一時500円安 2024年04月11日 09時15分
11日の東京株式市場は米国株の下落を受けて売りが広がり、日経平均株価は一時前日比500円超下落するなど、続落した。午前の終値は198円08銭安の3万9383円73銭だった。
米国で10日に発表された3月の消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、利下げが遠のくとの見方が強まって米国株の売りを誘った。これを受け東京市場も幅広い業種が値下がりした。米国の金利が上昇して円安が進んだが、海外売上比率の高い自動車メーカーなどでも下落する銘柄が多かった。
市場では、「米金利の上昇が投資家心理を冷やした」(国内証券)との声が聞かれた。一方、日本の金利も上昇したことで銀行株には利ざや改善期待から買いが入り、東証株価指数(TOPIX)は一時プラスになるなど底堅かった。