東京株、小幅続落=米金利上昇で心理悪化 2024年04月11日 16時02分
11日の東京株式市場は、米国の金利上昇が投資家心理を冷やす中で売りが優勢になった。日経平均株価の終値は前日比139円18銭安の3万9442円63銭と小幅に続落した。
米国市場では10日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで同国の利下げが遅れるとの見方が強まり、株価の重しになった。このため、11日の東京市場でも売りが先行し、日経平均は一時500円超下落した。
ただ、「値頃感などから買う動きも見られた」(大手証券)といい、売りが一段落すると日経平均は下げ幅を縮めた。金利の上昇が収益改善につながる銀行株などは値上がりし、東証株価指数(TOPIX)は小幅に上昇して終わった。