カナダ中銀が利下げ=物価高一服で 2024年06月05日 23時15分

 【ニューヨーク時事】カナダ銀行(中央銀行)は5日、主要政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%引き下げ、4.75%にすると発表した。4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇と、伸び率は2021年3月以来3年1カ月ぶりの低水準となった。金融引き締め効果で物価高が一服したと判断し、4年3カ月ぶりに利下げに転換する。
 カナダ銀は20年3月、コロナ禍で悪化した景気のてこ入れに向け、政策金利を0.25%に引き下げた。だが、その後に高進したインフレを抑えるため、22年3月から積極的に利上げを実施。23年7月に政策金利は5.00%に達し、この水準に据え置かれていた。 

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