5月の米雇用、27万2000人増=予想上回る、失業率4.0% 2024年06月07日 21時42分

店頭に置かれた「従業員募集中」の立て看板=米バージニア州アーリントン(AFP時事)
店頭に置かれた「従業員募集中」の立て看板=米バージニア州アーリントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米労働省が7日発表した5月の雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比27万2000人増だった。伸びは4月の16万5000人増(改定)から拡大。市場予想(18万5000人増)を大きく上回った。米労働市場の堅調さが改めて示された。
 失業率は4.0%と、前月から0.1ポイント悪化した。インフレに影響する平均時給は前年同月比4.1%上昇と、伸びは前月から小幅加速。強い雇用情勢がなおも物価上昇圧力をもたらしている状況がうかがえた。
 業種別の就業者数は、医療関連が前月比6万8000人増、レジャー・接客は4万2000人増だった。 

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