海外経済ニュース

　【ワシントン時事】米国防総省日本部長などを務めたジェームズ・アワー氏が１６日、南部テネシー州ナッシュビルで死去した。８２歳だった。パーキンソン病を患っていた。日本で長く勤務し、知日派の論客として知られた。関係者が明らかにした。
　１９４１年中西部ミネソタ州生まれ。６３年に米海軍に入り、７９～８８年に国防総省日本部長を務めた。退職後はバンダービルト大教授に転じ、８８年、同大に日米研究協力センターを設立した。
　２００８年に旭日中綬章を受けた。海上自衛隊の歴史や課題を分析した「よみがえる日本海軍」（時事通信社）を出版するなど、日米同盟強化に向けて積極的に提言した。