中国、米防衛企業を制裁=台湾に武器売却で 2024年05月20日 11時12分
【北京時事】中国商務省は20日、台湾向けの武器売却に関与したとして、米ボーイングの防衛部門などを「信頼できない企業」のリストに載せたと発表した。中国への新規投資や貿易を禁じる。中国が台湾独立派と見なす頼清徳氏の総統就任を受け、米台軍事協力をけん制する狙いがある。
今回の制裁対象はボーイングのほか2社。中国はこれまで、台湾の蔡英文前政権が米国との軍事的連携を深めたことに反発しており、頼氏の就任当日に合わせて、くさびを打ち込んだ形だ。