ガソリン備蓄を放出=夏季の需要期控え―バイデン米政権 2024年05月22日 09時09分

米エネルギー省=ワシントン(AFP時事)
米エネルギー省=ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米エネルギー省は21日、同国北東部にある供給備蓄から、ガソリンを100万バレル売却すると発表した。夏季のドライブシーズンを前に、ガソリン価格抑制で先手を打つ。
 11月の大統領選で再選を目指すバイデン大統領は、共和党の候補指名を確定させたトランプ前大統領に対し、支持率でやや後れを取る。根強いインフレが要因とみられており、バイデン氏は備蓄を放出することでガソリンの値上がりを防ぎたい考えだ。
 備蓄放出は今月27日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)から、7月4日の独立記念日まで。エネルギー省のグランホルム長官は声明で「バイデン政権は米国の家族のため、ガソリン価格引き下げに注力している」と強調した。 

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