2国家共存「直接交渉で実現を」=一方的承認を否定―米高官 2024年05月23日 06時47分

22日、ワシントンで記者会見するサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)(EPA時事)
22日、ワシントンで記者会見するサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)(EPA時事)

 【ワシントン時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日の記者会見で、イスラエルとパレスチナの直接交渉を通じてパレスチナ国家を樹立する「2国家共存」を実現すべきだと語った。スペイン、アイルランド、ノルウェーの欧州3カ国が発表した、イスラエルの同意抜きのパレスチナ国家承認に反対する意向を明らかにした形だ。
 サリバン氏は「イスラエルの安全保障と、パレスチナ人の尊厳と安全を保証する2国家共存こそが、地域の全ての人々に長期的な安全と安定をもたらす最善の道だとバイデン大統領は信じている」と表明。バイデン氏の立場について「2国家共存は、一方的承認ではなく、当事者間の直接交渉で実現されるべきだと強調してきた」と説明した。 

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