パレスチナ議長、ハマスの武装解除訴え=国際会議控え仏に同調 2025年06月10日 20時26分

パレスチナ自治政府のアッバス議長=5月14日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラ(EPA時事)
パレスチナ自治政府のアッバス議長=5月14日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラ(EPA時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治政府のアッバス議長はフランスとサウジアラビアに送った9日付の書簡で、パレスチナ自治区ガザでイスラエルと交戦を続けるイスラム組織ハマスの武装解除を訴えた。AFP通信が10日伝えた。
 仏、サウジは17日からニューヨークでパレスチナ問題に関する国際会議を主催する予定。仏政府は「ハマスの非武装化」をパレスチナの国家承認の条件に掲げており、アッバス氏は会議を前に方針を明確にした形だ。仏大統領府は、イスラエルとパレスチナの2国家共存に向けた自治政府の「具体的で前例のない約束を歓迎する」と述べた。 

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