G7首脳が現地入り=中東対応で声明調整―カナダ 2025年06月16日 09時33分

カナダで開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)のロゴマーク(EPA時事)
カナダで開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)のロゴマーク(EPA時事)

 【バンフ(カナダ)時事】カナダでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)開幕に先立つ15日、ドイツのメルツ首相やスターマー英首相ら各国首脳が相次いで現地入りした。トランプ米大統領は同日夜、西部カルガリー空港に到着した。
 トランプ氏はホワイトハウスを出発する際、記者団に対し、イスラエルとイランの軍事衝突について「(両者は)取引する時だ」と語った。ただ、イスラエルに空爆の自制を求めるかと聞かれて、「そうは言わない」とも述べた。
 首脳らはサミット初日の16日、「世界の安全」に関して討議する。ロイター通信によると、イスラエルとイランの衝突を巡り、緊張緩和を呼び掛ける共同声明の発出を調整中だという。メルツ氏は記者団に「この問題はサミットで非常に重要な議題になる」と指摘し、イランの核開発を阻止することが肝心だと主張した。 

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