兵士の遺体返還ほぼ完了=ロシア・ウクライナ直接協議で合意 2025年06月17日 06時48分

ロシアのウクライナ侵攻を巡る両国の直接協議での合意に基づき、11日から続けられた兵士の遺体返還が16日、ほぼ完了した。ウクライナ代表団長のウメロフ国防相は当初、双方が6000人分ずつ返すと述べたが、ロシア代表団長のメジンスキー大統領補佐官は遺体数を「ウクライナ兵6060人とロシア兵78人」と明らかにした。
ロシア国防省は、さらにウクライナ兵2239人の遺体を引き渡す用意があると発表。一方、ウメロフ氏は「今後は残る捕虜の帰還に取り組む」と強調した。25歳以下と重傷者の捕虜交換は、今月2日にトルコ最大都市イスタンブールで行われた直接協議の合意を受け、9日に開始された。