制裁強化、「影の船団」標的か=ロシア産原油締め付け―米 2025年08月06日 14時28分

トランプ米大統領=7月31日、ワシントン(AFP時事)
トランプ米大統領=7月31日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は5日、トランプ米政権がウクライナ侵攻を続けるロシアへの締め付け強化の一環として、ロシア産原油を輸送する「影の船団」と呼ばれる船舶への制裁を強める方向で検討していると報じた。
 制裁発動に踏み切れば、第2次トランプ政権発足以降初めてとなる。トランプ大統領は制裁強化をちらつかせ、ウクライナとの停戦に応じるようロシアのプーチン大統領に迫っている。
 影の船団は、ロシアが制裁を逃れるため、欧米企業の海上保険に入らず、船籍や船名を変更したタンカーなどの呼称。先進7カ国(G7)や欧州連合(EU)が設定したロシア産原油の価格上限を回避して取引することを可能にし、侵攻を支える収入源になっていると指摘されている。 

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