車関税、早期引き下げ要請へ=赤沢経済再生相、米国入り 2025年08月06日 11時13分

ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港に到着後、記者団の取材に応じる赤沢亮正経済再生担当相=5日午後
ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港に到着後、記者団の取材に応じる赤沢亮正経済再生担当相=5日午後

 【ワシントン時事】赤沢亮正経済再生担当相は5日、トランプ米政権による自動車・同部品への追加関税の引き下げを求めるため、米国を訪れた。新たな相互関税は7日に発動することが大統領令で決まったが、自動車関税の15%への引き下げ時期は依然として不透明。双方の主張には異なる点も残っており、米側との協議で合意の履行を確認する方針だ。日本に対する15%の相互関税の賦課方法を巡っても、合意通りの実施を確認する見通しだ。
 ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港に到着した赤沢氏は、自動車関税の引き下げについて「できるだけ早くということを強力に働き掛ける目的でこの場に足を運んだ」と強調。相互関税に関し「説明と違う内容になっているので経緯を説明してもらい、合意した内容を実現してもらうよう求める」と話した。
 赤沢氏は日米関税交渉のため、7月下旬の合意までに計8回訪米。今回は合意後初めてで、9回目となる。トランプ大統領は同月末、新たな相互関税を設定するための大統領令に署名したが、法的根拠の異なる自動車関税には触れていなかった。 

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トランプ米大統領=2月、ワシントン(EPA時事)
トランプ米大統領=2月、ワシントン(EPA時事)

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