14歳以上の成人扱い主張=トランプ氏、米首都の犯罪で 2025年08月06日 14時29分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は5日、SNSへの投稿で、首都ワシントンでは14歳以上を成人として扱い、未成年者でも犯罪者として起訴すべきだと主張した。また、ワシントンを連邦政府の直接管理下に置くことも示唆した。ワシントンでは18歳が成人年齢となっている。
トランプ氏は「ワシントンの犯罪は完全に制御不能だ」と指摘。「14、15、16歳の『若者たち』が善良な市民に無差別に攻撃、強盗、傷害、発砲を繰り返している。彼らは法執行機関を恐れていない。何の罰もないことを知っているからだ」と述べた。
その上で「ワシントンの法律では、これらの未成年者を成人として起訴し、14歳から長期的に収監すべきだ」と要求。「この状況が続くなら、私は権限を行使し、連邦政府の管理下に置く」とも表明した。
ただ、統計によると、2024年のワシントンの暴力犯罪件数は前年比35%減少。米メディアによると、約30年ぶりの低水準だった。今年は前年からさらに減少しているという。