合意見送り排除せず=プラ交渉でEU環境相 2025年08月13日 07時13分

 【ジュネーブ時事】スイス・ジュネーブで開かれているプラスチック汚染を防ぐ国際条約の策定に向けた交渉会合で12日、欧州連合(EU)の閣僚に相当するロースバル委員(環境担当)は声明を発表した。この中で「EUは合意の用意はあるが、いかなる代償を払っても、というわけではない」と指摘し、合意の見送りも排除しない考えを示唆した。
 交渉は生産段階での規制を求めるEUや島しょ国側と、廃棄段階での対策で十分とする産油国側で溝が埋まっていない。交渉期限の14日が迫っており、ロースバル氏は「誰もが譲歩する必要がある」と強調し、双方の歩み寄りを訴えた。 

海外経済ニュース