山梨の地酒、最優秀賞に=国際品評会の日本酒部門 2025年09月10日 09時14分

最優秀賞を受賞し、トロフィーを受け取る山梨銘醸の北原対馬社長(右から2人目)=9日、ロンドン
最優秀賞を受賞し、トロフィーを受け取る山梨銘醸の北原対馬社長(右から2人目)=9日、ロンドン

 【ロンドン時事】世界最大級のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)は9日、ロンドンで授賞セレモニーを開き、審査結果を発表した。サケ(日本酒)部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」には、山梨銘醸(山梨県北杜市)の純米大吟醸「七賢 白心」が選ばれた。同県の地酒が選ばれるのは初めて。
 「七賢 白心」は農薬や化学肥料を半減した地元産酒米を27%まで磨いて低温で醸造し、1年間熟成させた純米大吟醸酒。審査員は「白桃と湧水の香りが繊細で清らか。米の甘みと絹のような余韻が絶妙に調和している」と評価した。受賞した蔵元の北原対馬社長は「ワインで有名な山梨の日本酒をしっかり届けられるチャンス」と喜びを語った。 

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9日、ワインの国際品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本酒部門で最優秀賞を受賞した山梨銘醸の北原対馬社長=ロンドン
9日、ワインの国際品評会インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の日本酒部門で最優秀賞を受賞した山梨銘醸の北原対馬社長=ロンドン

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