EUに中印100%関税要請=米大統領、ロシアに圧力―報道 2025年09月10日 09時23分

トランプ米大統領=7日、メリーランド州(AFP時事)
トランプ米大統領=7日、メリーランド州(AFP時事)

 【ワシントン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は9日、トランプ米大統領が欧州連合(EU)に対し、中国とインドに100%の関税を課すよう要請したと報じた。ウクライナへの侵攻を続けるロシアに圧力をかける狙いという。
 トランプ氏は8月、ロシア産原油を購入しているインドを非難、関税を50%に引き上げ、両国の緊張が高まった。米国が関与する形での高関税措置は、中国とインドの接近を招く可能性もある。
 中国が議長役を務める上海協力機構(SCO)首脳会議には、ロシアのプーチン大統領とインドのモディ首相が出席し、関係を深めている。
 報道によれば、米国は9日、ロシアへの対応を巡りEUと高官会合を開催。中国とインドに対する100%の関税を求めるトランプ氏の発言は、この会合で飛び出した。 

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