円下落、一時148円台後半=1カ月半ぶり安値―NY市場 2024年10月04日 21時53分

 【ニューヨーク時事】週末4日午前のニューヨーク外国為替市場では、想定以上に強い米雇用統計を受けて円売り・ドル買いが進み、円相場は一時1ドル=148円台後半に下落した。8月中旬以来、約1カ月半ぶりの円安・ドル高水準となる。午前9時現在は148円65~75銭と、前日午後5時比1円73銭の大幅な円安・ドル高。
 米労働省が朝方発表した9月の雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が前月から25万4000人増えた。伸びは8月の15万9000人増(改定値)から大幅に拡大し、市場予想(14万人増)も大きく上回った。失業率は4.1%に低下した。
 堅調な雇用情勢を踏まえ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースが鈍るとの観測が市場で広がり、米長期金利が急伸。日米金利差が当面開いたままになるとの見方から、円売り・ドル買いが活発化した。 

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