米中首脳会談「年末までに」=貿易合意が前提―トランプ大統領 2025年08月06日 05時41分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は5日、CNBCテレビのインタビューで、中国の習近平国家主席との対面での首脳会談を「年末までに行う予定だ」と述べた。中国との貿易協議について「合意すれば、おそらく年末までに会うことになる」と説明。一方、「合意が成立しないなら、会談は行わない」とも語った。
米中両国は5月以降、スイスのジュネーブ、英ロンドン、スウェーデンのストックホルムで閣僚級協議を実施。7月に行った直近の協議では、8月12日に期限を迎える関税の一部停止措置を90日間延長する方針で一致した。
トランプ氏は「貿易合意は非常に近づいている」と強調。「(中国へは)長いフライトだが、そう遠くない将来に必ず行く」と表明し、「中国との協議を終わらせるために、習主席と非常に良い関係を築いている」と述べた。
ただ、米国の貿易赤字削減に向けた協議は進展に乏しいのが実情だ。中国によるレアアース(希土類)の対米輸出規制や、米国が制裁対象とするロシア産原油の購入継続など、対立の火種もくすぶっている。