米ウクライナ首脳が電話会談=特使の訪ロ前に調整 2025年08月06日 06時59分

ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシアによる侵攻を巡ってトランプ米大統領と電話会談したと発表した。トランプ氏はロシアに対し、8日までにウクライナとの停戦に応じない場合は制裁を強化すると警告している。ウィトコフ中東担当特使をロシアに派遣するのを前に、ウクライナ側と調整を図った形だ。
トランプ氏はロシア産原油を購入するインドや中国などを念頭に「2次関税」を課すと予告しており、5日、記者団に「あす(6日)ロシア側と協議し、それを見て決める」と語った。
ゼレンスキー氏は「生産的な会話だった」とSNSに投稿。対ロ融和路線を転換し、制裁発動までの期限を前倒ししてロシアに停戦を迫ったトランプ氏に対し、「公正かつ永続的な平和に向けた尽力に感謝する」と述べた。