医薬品関税「250%」=半導体も含め、近く公表へ―トランプ米大統領 2025年08月06日 06時39分

薬局の棚に並ぶ医薬品=5月、米ロサンゼルス(EPA時事)
薬局の棚に並ぶ医薬品=5月、米ロサンゼルス(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は5日のCNBCテレビとのインタビューで、輸入医薬品に対する関税を250%まで段階的に引き上げる考えを示した。一連のトランプ関税では最高水準となり、「今後1週間ほどのうちに具体的に発表する」と表明。半導体に関しても、新たな関税を近く発表するという。
 トランプ氏はこれまで、医薬品関税は最大200%になる可能性に言及していた。5日は「当初は低い関税を課し、1年から1年半の間に150%に引き上げ、最終的には250%にする」と明らかにした。
 トランプ氏は関税を大幅に引き上げる理由について「医薬品を国産化したいからだ」と説明。世界の医薬品輸出は、中国やアイルランドなどが大きなシェアを占める。
 トランプ氏はさらに、導入に向けて調査を進めている半導体関税についても内容の公表に意欲を示した。日本は米国との関税交渉で、医薬品や半導体に新たな関税措置が講じられる場合、日本を他国に劣る形で扱わないことを確認している。 

海外経済ニュース